初発で球麻痺と呼吸筋麻痺を呈し、死の淵を味わった2ヶ月の記録

鉄欠乏性貧血/低カリウム血症/低リン血症/低血糖/栄養失調

鉄欠乏性貧血【呼吸困難】

主な自覚症状は、易疲労感(疲れやすい)、動悸、耳鳴り、めまい、呼吸困難感、顔色が悪い、食欲が落ちる等の貧血症状がある。ひどくなると起き上がることも出来なくなる。

 

鉄の欠乏による貧血で,低色素性貧血,小赤血球貧血の代表的なもの。原因は,食事における鉄摂取量の不足,鉄の吸収障害,鉄の需要増加,慢性失血など。初期の症状は,疲れやすい,頭痛,食欲不振,動悸,呼吸困難,下肢の浮腫などで,続いて舌痛,口角炎,嚥下困難,月経障害,爪のサジ状変化などが現れる。

症例の3分の2に無酸症があり,血清鉄が低下する。初潮から閉経期までの女性にきわめて多い。治療には各種の鉄剤を経口的に投与するが,副作用があるときには注射することもある。予防としては,常に鉄の含有量の多い食品を摂取することである。

 

悪心、動悸、息切れ

赤血球の減少状態が続くと、悪心、呼吸困難といった症状が現れます。ただし、こういった症状は何も貧血特有のものではありませんので、厳密には検査してみないと正確な判断はできません。

 

鉄欠乏性貧血の症状
「ヘモグロビン」とは、赤血球の中に含まれる赤い色素で、鉄とタンパク質が結びつい てできています。ヘモグロビンには、全身に酸素を運ぶという大切な役割があります。 そのため、貧血でヘモグロビンが不足すると、体のあちこちで酸素不足になってしまいま す。このため、疲労感や動悸、呼吸困難、顔面蒼白、頭痛、めまいなどの症状があらわ れます。

 

高齢者における貧血の症状
貧血の一般的な症状は、運動時の動悸、息切れ、易疲労感 (疲れやすい)です。しかし、高齢者の場合、ヘモグロビン 濃度が9g/dl未満でも、これらの自覚症状のない場合が半数 以上あります。また、貧血が慢性の経過で現れた場合、ヘモ グロビン濃度7g/dl未満の高度の貧血でも自覚症状のないこ とが少なくありません。高齢者では、諸臓器の血管の動脈硬 化を背景として、「貧血らしからぬ症状」が前面に立つ場合が あるので、注意が必要です。貧血らしからぬ症状の代表的な ものは、精神神経症状(意識障害、歩行障害)、呼吸循環器 症状(呼吸困難、気道のぜいぜい音、むくみ、狭心痛)、消化器症状(食欲不振)などです。